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かわいい狼くん
第7章 焦る気持ち
はぁ…
彰斗は肩を落とし溜め息をついて
部屋に戻ろうとした
〈カチャ…〉
鍵の開く音と一緒に
彰斗の身体に振動が走る
「っ…?!こ、心?!」
『ごめんなさいっ…
怒ってなんかないのっ!
ただ…嫌だったの///』
彰斗がゆっくり振り返ると
下唇を噛みながら心が見上げている
「それって…ヤキモチ妬いてたの…?」
恥ずかしそうに頷く心に
目を細める彰斗…
俯く心を、彰斗は優しく抱きしめた
「もう、他の子とは遊ばない」
『あ、別にそこまではっ…
ただ…///』
「ただ…?」
2人では遊ばないでなんて…
我が儘かな…
めんどくさいって思われたら…
「クス…2人では遊ばないよ?」
『あ…///』
なんでわかっちゃうんだろう…///
そして彰斗の顔が近づいてきて、
そっと心の唇に触れた…
「約束の…キス」
そう言うと、また唇が触れる
しばらくの間
ついばむようなキスをし、
お互い見つめ合いながら
クスっと笑みを漏らした