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第1章 新しい家族

この日は休日という事で
心と彰斗は出かける事にした


２人でぶらぶらと街にでる


「あ！ねぇココ～この映画観たいな」


映画館の前を通ると彰斗くんがこれー！と指差した


それは記憶を無くした彼女が
もう一度彼と恋におちるという話で
今一番人気のある映画だ


『私も観たかったの！観よー』


「じゃあ僕、チケット買ってくるから待ってて！」



少ししてチケットと飲み物を持った彰斗が戻ってきた



『飲み物まで買ってきてくれたのー？
ありがとぉ！これ私の分の…』


お財布からお金を出そうとすると


「何言ってんのー！それじゃ僕カッコ悪いじゃん」


『え、でも…』


「いーの！ほら、始まっちゃうよ？」


『う、うん…わっ！待って！』


心は彰斗に手を引かれ足早に指定されたスクリーンへと向かう




それを遠くから見ている人物にも気付かず…