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かわいい狼くん
第9章 迫る想い
「へぇ!ココのクラスはお化け屋敷なんだ!」
『うん!
猫娘の役になったの〜!』
「猫娘かぁ…」
何やら考えながら
不敵な笑みを浮かべる彰斗を
不思議そうに見る心
「僕もお化け屋敷行くね」
『彰斗くん、来れるの?』
「うん!
中等部も出入り自由なんだって〜」
『そうなんだぁ!
頑張って脅かすね!』
張り切る心を頬杖を付き
優しく見つめる彰斗
『でもね、明日から文化祭の準備があるから
一緒に帰れないの…』
「えー!
一緒に…帰れないの?」
ウルウルした上目遣いで
見つめる彰斗
『っ…///』
そんな目で見つめられると…
だ、だめだめ!
皆で決めたんだしっ…
『ご、ごめんねっ…!
皆で決めたから…』
「そっかぁ…
じゃあチューして?」
『えっ…?!///』
「チューしてくれたら我慢する!」
『…///
目…閉じて…///』
「…ん」
ドキドキドキドキ…
心はゆっくり顔を近付け
そっと唇が重なった…