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うちの執事は完璧です
第5章 身体検査
次の日。

夕食も済ませ、宿題を終わらせ、翔を呼ぶ。


コンコン


「失礼致します。お呼びでしょうか?」

「終わったわよ。今日はなにをするの?」

「お疲れ様です。今日は握力を測定しました後に各部位の軟らかさを確認致します。」

「軟らかさ?」

「柔軟度といいますか...体がやわらかいかのテストです。」

「なるほどね。」

「それでは、こちらにお着替えください。」


翔は、ジャージを出した。


「はーい。」


着替えて部屋に戻ると、部屋にはまたいろいろな器具が並んでいた。


「千弦様、こちらへ。」

「はい。」

「握力を測定致します。足は肩幅に開いて、手は体側です。親指と他の指の第二関節で持ってください。調整致します。」


翔は丁寧に説明し、テキパキと準備をすすめた。


「それでは、握ってください。」


私は思いっきり握った。


「右手19kg。クスッ...女性といった感じの握力ですね。次は左手をお願い致します。」


左手でもテキパキと準備し、私は思いっきり握った。


「左手は18kg。特に偏りもなく、良いですね。」


よかったようだ。


「次はやわらかさを測ります。まずはこれで。」


長座体前屈で使うアレだ。


「壁に背中をつけて座ってください。膝も伸ばして。これを持って肘を伸ばしてください。そうです。それでは、前屈をお願い致します。」


私は伸びた。


「49cmですか。なかなかやわらかいですね。流石です。次はこちらで、お願い致します。」
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