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第1章 うちの執事は完璧です。

「いつも舞美様は楽しそうですね。」

「そうね。それが舞美の取り柄だしね。」

「そして舞美様はとても可愛らしい。」

....

「...そうね。」


私の方が可愛いと言って欲しかったなぁ、
なんて思いつつ返事をした。


「今夜はお嬢様は宿題を早くお済ませになられて下さいね。」

「えーっ。どうして？」

「大事なお話があるからでございます。夕食を済ませてから、夜10時にお嬢様のお部屋へお伺いしますのでそれまでに宿題を済ませて頂けると嬉しく存じ上げます。」

「大事なお話なら今話せばいいじゃない。」

「いえ。夜がいいのです。」

「そうなの....。わかったわ。」


そうこうしているうちに家に着いた。