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第1章 うちの執事は完璧です。

「さよーならー。」


かわいいくらいのおじいちゃん先生が多いうちの学校の眠くなる授業もすべて終わり、やっと放課後になった。


「ちづーー。一緒かーえろーぉー。」

「うちは翔が迎えに来るからダメだよ。」

「えぇーー。たまには一緒に帰ろーよー。」

「まみんちはお迎えしてくれないから大変だね。」

「そんな哀れみの目で見ないでよっっ」

「乗っていく？」

「いいのっ？」

「毎日の事ですからねぇ」


こんな風にいつも翔が運転する車でまみと一緒に帰るのがいつものことだった。


「いやぁー。今日も眠かった！！」

「なんでうちの学校はおじいちゃんばっかりなんだろうね？」

「経済の先生だけは若いからそれでいいと思ってるんじゃない？校長とかが。」

「そーなのかなぁ。確かに経済の先生だけ若いよねー。」

「そしてイケメン！私は超好みだよぉ！」

「私はそうでも無いけどね。。」


翔の方がかっこいいしっ


「じゃあねー。今日もありがとう！」

「いいえ。また明日ねー」


まみを送り届けて翔と２人きりの広い車内。