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うちの執事は完璧です
第8章 戦いが始まった。
「たった今消したのに………。」
保存せずに消してしまったので復元することは出来ない。なんとなく覚えてはいるが、夕飯を食べた後に思い出すことができるだろうか……?
「……いや、無理だ。確実に無理。なんで消しちゃったの私……。」
ついさっきまで調子に乗っていた自分を恨んだ。
でも早く食事へ向かわなければ翔に心配されてしまう。
「背に腹は代えられない……か……。」
一旦、仁さん宛のメールは諦め、食事へと向かった。
ーーー
今夜は和食だった。
「ねぇ、翔?」
「なんでしょうか、千弦様。」
食事を終えた後、翔に話しかけた。
「翔は、メールするのよね?」
「はい。」
「私のお父様やお母様と?」
「そうですね。御主人様や奥様との連絡手段はメールでございます。」
「それ以外には?お友達とか……。」
「いえ、雨宮家に仕えた時に雨宮家の方々と私の親族以外の連絡先は全て消したので、連絡は取ってないです。」
「えっ……?」
保存せずに消してしまったので復元することは出来ない。なんとなく覚えてはいるが、夕飯を食べた後に思い出すことができるだろうか……?
「……いや、無理だ。確実に無理。なんで消しちゃったの私……。」
ついさっきまで調子に乗っていた自分を恨んだ。
でも早く食事へ向かわなければ翔に心配されてしまう。
「背に腹は代えられない……か……。」
一旦、仁さん宛のメールは諦め、食事へと向かった。
ーーー
今夜は和食だった。
「ねぇ、翔?」
「なんでしょうか、千弦様。」
食事を終えた後、翔に話しかけた。
「翔は、メールするのよね?」
「はい。」
「私のお父様やお母様と?」
「そうですね。御主人様や奥様との連絡手段はメールでございます。」
「それ以外には?お友達とか……。」
「いえ、雨宮家に仕えた時に雨宮家の方々と私の親族以外の連絡先は全て消したので、連絡は取ってないです。」
「えっ……?」