この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
主な君に逆らえない
第4章 title 濡れた女
寂しかったに決まっています
ですが、私にも意地はあるんですよ
気にしてない気丈なフリをして、背筋を伸ばしてすごします
「あのあともずっと見てた」
どきんっと胸が高鳴りました
本当に卑怯な方
私は貴方の存在すら感じられませんでしたのに
「会いたかった?」
悔しくて・・イヤホンから入る透矢の声に意識を全て持っていかれる私が情けなくて・・
涙が出そうになるのを堪えます
「図星かな・・身体・・震えてるよ」
彼の呟く声が、吐息混じりに耳に入り、せつなげな甘い響きに胸が痛いです
聞きたいことも沢山あります!!
でも・・何よりも透矢の胸の中へ飛び込みたいと思っている私が一番悲しい
貴方はあいたくなかったのでしょう?
べつに私が恋しいわけではないのでしょう?
わたくしはこんなにも好きなのに・・・
けれど・・泣きません
ですが、私にも意地はあるんですよ
気にしてない気丈なフリをして、背筋を伸ばしてすごします
「あのあともずっと見てた」
どきんっと胸が高鳴りました
本当に卑怯な方
私は貴方の存在すら感じられませんでしたのに
「会いたかった?」
悔しくて・・イヤホンから入る透矢の声に意識を全て持っていかれる私が情けなくて・・
涙が出そうになるのを堪えます
「図星かな・・身体・・震えてるよ」
彼の呟く声が、吐息混じりに耳に入り、せつなげな甘い響きに胸が痛いです
聞きたいことも沢山あります!!
でも・・何よりも透矢の胸の中へ飛び込みたいと思っている私が一番悲しい
貴方はあいたくなかったのでしょう?
べつに私が恋しいわけではないのでしょう?
わたくしはこんなにも好きなのに・・・
けれど・・泣きません