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主な君に逆らえない
第4章 title 濡れた女
もしかして咲は自慰を知らない?・・それはわるかった・・ちゃんと教えてやる」

楽しげに喉を鳴らす音もイヤホンを通じて伝わります

嫌悪感どころか私の身体がじわじわ火照りだしていることがショックでたまりません

茶会もそろそろ終盤です

「咲・・お茶を被って叫べ」

え?え?

困惑し続けている私に彼が強く言います

「早くっ」

何だか全然意味がわかりませんが・・

私はお茶碗に残った抹茶をバシャッと着物にかけ

温いお湯ですがきゃーっと叫びました

周りの女生徒があたふたと慌てています

お茶を点てていた師範が慌てて駆け寄ります

「どいて下さい」

師範を横にずらして現れた透矢

私にヒヤッと冷たい物がかかり青臭い香りが鼻につきました

着物や髪にポトポト濡れた軽い物が降ってきました

「あ・・あ・・比奈菱様何を!?」

師範が私を唖然と見下ろし、ほかの女生徒も同じ顔をしています
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