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主な君に逆らえない
第6章 title 切ない渇望
すっかり抱きしめられた状態で、さらに困惑してしまいます
「常磐さま~?常磐さまーー?どちらに行かれましたのー?」
赤いワンピースドレスに身を包む、同い年くらいの少女が私を抱きしめている男と同じ名前を呼び探しています
「お呼びでしてよ」
彼の腕の中で身を捩りながら問いました
「あの方は私には関係ない」
シャンデリアの光を反射した瞳に私も映しその顔を近づけてきました
重いカーテンが丁度私達を隠してしまいました
彼女がバルコニー前を通過していきます
私の抵抗する力を押さえ込み私の唇が味わったことない感触に包まれました
「ずっとずっと切望しておりました」
「随分強引な方ですね。好きではありませんわ」
「構わない。既成事実がほしい」
「常磐さま~?常磐さまーー?どちらに行かれましたのー?」
赤いワンピースドレスに身を包む、同い年くらいの少女が私を抱きしめている男と同じ名前を呼び探しています
「お呼びでしてよ」
彼の腕の中で身を捩りながら問いました
「あの方は私には関係ない」
シャンデリアの光を反射した瞳に私も映しその顔を近づけてきました
重いカーテンが丁度私達を隠してしまいました
彼女がバルコニー前を通過していきます
私の抵抗する力を押さえ込み私の唇が味わったことない感触に包まれました
「ずっとずっと切望しておりました」
「随分強引な方ですね。好きではありませんわ」
「構わない。既成事実がほしい」