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第3章 甘いのはお好きですか？

微かなエンジン音で止まったのか、走り出したのかを推測するしかありません

聞きたいことは山ほどありますが、彼の機嫌を損ねてしまう恐れがあるのでいいだせません

心配している風の彼の好意を無下にして

反感を買うのも今は避けたいと思いました


「さくらんぼ・・まだ・・欲しいです」

彼の柔和な笑顔を変えさせないためにも

今は彼の好意に甘んじようと思います