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主な君に逆らえない
第4章 title 濡れた女
私と得意気な顔した桜塚さんの胸のリボンを見比べます
そういえば色も、形も違います
ほかの皆様も違った様ですし、てっきりそういうものなのだとばかり思っていました
「わかりまして?」
「ええ。よく」
ふふんっと鼻を鳴らして、縦ロールを揺らす桜塚さん
「私貴女が、透矢様のネクタイを身に付け、車内に共に乗り込んでいるなんて耳にしまして・・とんだ空想でしたのねっ・・」
納得したような自信に溢れた桜塚さんに話す気にはなれないので何も言いませんでした
「でわ。私これで失礼致しますわ!
あー、そうそう!
万一あの噂が本当で、貴女の胸元にそのリボンではなく、透矢様のネクタイが結んであった日には・・
殺し屋を雇うところでしたわぁ~うふふ。
勘違いしてごめんなさいね?」
ぞっとする笑顔を向けると桜塚さんはハウスを去っていきました
どくどくと嫌な心音と強ばった身体を落ち着かせ呆然と立ち尽くしています
そういえば色も、形も違います
ほかの皆様も違った様ですし、てっきりそういうものなのだとばかり思っていました
「わかりまして?」
「ええ。よく」
ふふんっと鼻を鳴らして、縦ロールを揺らす桜塚さん
「私貴女が、透矢様のネクタイを身に付け、車内に共に乗り込んでいるなんて耳にしまして・・とんだ空想でしたのねっ・・」
納得したような自信に溢れた桜塚さんに話す気にはなれないので何も言いませんでした
「でわ。私これで失礼致しますわ!
あー、そうそう!
万一あの噂が本当で、貴女の胸元にそのリボンではなく、透矢様のネクタイが結んであった日には・・
殺し屋を雇うところでしたわぁ~うふふ。
勘違いしてごめんなさいね?」
ぞっとする笑顔を向けると桜塚さんはハウスを去っていきました
どくどくと嫌な心音と強ばった身体を落ち着かせ呆然と立ち尽くしています