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続・疼く…(2)主と麻以
第11章 家出
迷っている時間なんかない。
明日、いつものように主を送り出したら、出かける振りをして逃げよう。
ボストンバッグに、必要な衣類などを詰め込み、クローゼットにしまった。
朝、主が出ると、真紀はしばらく秘書室に缶詰になる。そのうちに、ボストンバッグを外庭へ出す。
今は動いてはだめだ。
もし、万が一、主に見つかれば監禁は免れない。
麻以は、まんじりともせず、朝を待った。
……………………………
『行ってらっしゃいませ、御主人様m(__)m』
『あぁ、行って来るよ、麻以(笑)じゃあ、今夜な(ニヤッ)』
麻以は、頭を下げた。
真紀から、電話が入った。
『おはよう、麻以さん』
悟られては大変だ。電話は考えていなかった…
なるべく平静を装い返事をした。
『まあ、おはようございます。どうしたの?真紀さん。』
『そう、わかったわ。真紀さんが来る前に出かけるけど』
『鍵?えぇ、閉めて行くわ』
真紀は定期検診で、病院に寄ってから出勤するらしい。急がないと!
明日、いつものように主を送り出したら、出かける振りをして逃げよう。
ボストンバッグに、必要な衣類などを詰め込み、クローゼットにしまった。
朝、主が出ると、真紀はしばらく秘書室に缶詰になる。そのうちに、ボストンバッグを外庭へ出す。
今は動いてはだめだ。
もし、万が一、主に見つかれば監禁は免れない。
麻以は、まんじりともせず、朝を待った。
……………………………
『行ってらっしゃいませ、御主人様m(__)m』
『あぁ、行って来るよ、麻以(笑)じゃあ、今夜な(ニヤッ)』
麻以は、頭を下げた。
真紀から、電話が入った。
『おはよう、麻以さん』
悟られては大変だ。電話は考えていなかった…
なるべく平静を装い返事をした。
『まあ、おはようございます。どうしたの?真紀さん。』
『そう、わかったわ。真紀さんが来る前に出かけるけど』
『鍵?えぇ、閉めて行くわ』
真紀は定期検診で、病院に寄ってから出勤するらしい。急がないと!