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続・疼く…(2)主と麻以
第18章 披露宴オフ会
会場はいつも以上に艶やかで、どんな有名な女優の披露宴をも凌駕(りょうが)するような盛り上がり。

麻以は既に呑まれそうになっていた。

『堂々となさって。あなたが主役よ。』

『はい…』

緊張はピークだ。御主人様、助けて!


披露宴では、まず、麻以は十二単(じゅうにひとえ)を着た。

何枚重ねても、肌が透けるほどの繊細な衣装。
淡い色合いの一枚一枚には、見事な刺繍が施され、重ねる度に「ぞくぞく」する。一番上に羽織ったそれは、気高い紫で、涙が溢れた。

『あらあら!お化粧が取れちゃうから泣かないのよ。泣き虫麻以さん(笑)』


主も、もちろん和装。


入場−−−−−


『うわあ!!素敵…』

『とても綺麗……』

会場がどよめき、直後、拍手が沸き上がった。


会長夫妻が媒酌人を務め、主と麻以の紹介をして、乾杯となった。

私達は、皆様のテーブルを回り、挨拶をしてまわった。

『あ!ほのかさん?!御主人様、ほのかさんの所に行きたいわ。』

『そうかい?じゃあ、行って来ようか』



『ほのかさんね?』

『えぇ、おめでとうございますm(__)m』

『ありがとうございますm(__)m私、ほのかさんに憧れて、いつか、ほのかさんと話せるように、頑張ってきたの。やっと会えたわ!』


延々話は続く…

『女子というのはこんなもんですね』

『そのようですね』


『麻以、そろそろ…』

『はい』


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