この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
続・疼く…(2)主と麻以
第3章 温泉旅行
葵と真紀の結婚式も近い。
主は、一足早く、祝いの席を設けてやりたかったのだ。
もちろん、翌日は、麻以の日なのだが。
……………………………
新幹線の中では、あえて個室は取らず、2席ずつ前後に取った。
女子という生き物は、いくつになっても、ピーピー、キャーキャー賑やかだ。
主と葵は私達の話題には付いていけないよとばかりに、ただただ笑って聞いている。
駅に着くと、乗り換え、ゆっくり風景を堪能しながらの旅。
ひなびた駅舎に降りると、都会の喧噪から解き放たれ、閑静で美味しい空気が迎えてくれる。
送迎バスには、他にも何組か乗っていた。
『いい旅にしようね。』
『はい。』
程なく、バスは旅館に到着した。
日本家屋で、今風のホテル混同の旅館とは違う、落ち着いた異空間、タイムスリップしたような感覚……
主は、一足早く、祝いの席を設けてやりたかったのだ。
もちろん、翌日は、麻以の日なのだが。
……………………………
新幹線の中では、あえて個室は取らず、2席ずつ前後に取った。
女子という生き物は、いくつになっても、ピーピー、キャーキャー賑やかだ。
主と葵は私達の話題には付いていけないよとばかりに、ただただ笑って聞いている。
駅に着くと、乗り換え、ゆっくり風景を堪能しながらの旅。
ひなびた駅舎に降りると、都会の喧噪から解き放たれ、閑静で美味しい空気が迎えてくれる。
送迎バスには、他にも何組か乗っていた。
『いい旅にしようね。』
『はい。』
程なく、バスは旅館に到着した。
日本家屋で、今風のホテル混同の旅館とは違う、落ち着いた異空間、タイムスリップしたような感覚……