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続・疼く…(2)主と麻以
第27章 永久の別離
秋も深まるころ、麻以は庭の鯉を眺めていた。
『ねぇ、聞いて。私、秋が嫌いなりそうなの…どうしたらいいのかしら…』
『奥様。寒くなって来ましたよ、お部屋に入りましょう。』
『真紀さん?私、生きて居たくないわ…主のところに行きたい…』
『行きましょうね。旦那様が「麻以、おいで(笑)」ってお呼びになったらね。それまで、奥様は一生懸命生きなければ…』
『そうですよ、奥様。』
『葵…』
『旦那様がどれほどお心残りでお亡くなりになったか…わかりますね?旦那様の分も一生懸命生きるのです。』
『助けて……』
『もちろんです!』
姉は一度帰って来たら?と、何度も言ってくれた。
『うん…落ち着いたらね…』
『ねぇ、聞いて。私、秋が嫌いなりそうなの…どうしたらいいのかしら…』
『奥様。寒くなって来ましたよ、お部屋に入りましょう。』
『真紀さん?私、生きて居たくないわ…主のところに行きたい…』
『行きましょうね。旦那様が「麻以、おいで(笑)」ってお呼びになったらね。それまで、奥様は一生懸命生きなければ…』
『そうですよ、奥様。』
『葵…』
『旦那様がどれほどお心残りでお亡くなりになったか…わかりますね?旦那様の分も一生懸命生きるのです。』
『助けて……』
『もちろんです!』
姉は一度帰って来たら?と、何度も言ってくれた。
『うん…落ち着いたらね…』