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第27章 永久の別離

葬儀は、社員達の働きで、滞りなく終了した。


私は、苦しくて、辛くて、遺影の主を見ることすら出来なかった。

このまま息が止まってしまうかと思うほど……


『行って来るよ、麻以（笑）』


ついさっきのことのようで、今ここにこうしていることが理解できない…


たくさんの方がお悔やみを言って頭を下げている。


麻以は悪い冗談であったら…と思う。


立っていることが不思議で…

ただ、主に恥じない妻でいることだけが、麻以を立たせていた。