パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第29章 終わりに…

だから、葵が真紀と結婚を決めた時は、本当に嬉しかった。


思慮深く、あたたかい葵なら、真紀の心の傷を癒し、この上ない愛情を注いでくれる、って。




その 真紀のこと。

ずっと｢謎｣の女性だった。

真紀は、自分から望んで主のもとに来たＭ女性。

主になら命さえも差し上げる！という女性だった。だから、主の調教にも必死で応え、悦びに変え、ついには、主の寵愛を受けるまでになった。

真紀が主に恋心を抱き、愛情に変わっていくにつれ、主が真紀から離れていくのを知った時……

真紀は壊れていった…。

そんな真紀を、影で支えたのは葵だった。

葵は主のように特定の隷女を持つ夢を持っていたが、ひとりのはかなげな女性を見ることで、考えを変えた。

葵の気持ちを変えたのは真紀。

真紀の気持ちを変えたのは 葵。

結ばれるべくして結ばれたふたり。


ふたりの｢愛の結晶｣は、中学生と小学生になった。



葵家族は、私にとって、特別な心の財産だ。