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第6章 夏調教…水

『麻以』

『はい？御主人様』

『暑いか？』

『いいえ、家の中は快適です（笑）お掃除の時は汗だくですけどね（笑）』

『そうか。今週は少し忙しいんだよ。週末も接待でね。週明けには時間が作れるから、海にでも行くかい？』

『ほんと？！行きたいわ！』

『決まりだね！じゃ、行って来るよ。』

『はい、行ってらっしゃいませm(__)m』



麻以は、ここに来てから、ずっと、掃除と洗濯をしている。たまに、キッチンにも立つが、食事管理されているので、私が作ることはほとんどない。


主と出会ってから1年3ヶ月。半年程のブランクを経て、今に至っている。

この夏は、主と過ごす初めての夏。私はとても興奮していて、まるで、大好きな先輩に思いが通じて泣いてしまう女子中学生のよう。三十路間近というのに…


日中は、いつも通りに｢事｣を終えると、いつも通りのコーヒーブレイク。日経新聞を読み、気がむくとピアノの音色、ＣＤをかけてゆったり気分に浸る。

時々｢宿題｣も出るが、最近は調教三昧ではない。

心を拘束されているだけ。ショッピングにも行くし、映画にも行く。




｢事｣…朝風呂で身体のムダ毛を処理する
浣腸をする(湯を使う、浣腸液は週に一度)
主を見送り、洗濯、掃除