この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
続・疼く…(2)主と麻以
第8章 第3幕 苛立ち
『麻以さんは何故、あんなに辛いことをさせられてまで、主についていくのかしら?』
『わかりません…
ただ、御主人様が喜んでくださるんです。私が頑張って堪えると、「よくやったね、麻以」って。』
『愛しているのね、主を男として。』
『愛しています…でも、愛するだけです!その先は望みません………』
『麻以さん、お茶にしましょう!』
『はい、奥様』
麻以は、主と居ることを選んだ時から、親や、兄姉に「嘘」をついていること、ここに来るまで、ずっと協力してくれた親友が居ることを話した。
『それでもあなたは主と居るのね。そういうことよね(微笑)』
『はい。』
麻以は泣き出してしまった。
夫人は、麻以の思いが苦しいと言った。自分の「本当」を、主には決して見せない、「愛」だけを貫く麻以が…
『あなたは馬鹿よ。結婚さえできれは、「嘘」をつき続けなくてもいいものを…』
『それでも、あなたは主の…主に捨てられるかも知れない恐さゆえ、苦しい選択をしたっていうのね。』
『きっと、あの人は気づいてるわよ、あなたの気持ち。信じなさいな、自分を、主を。』
どれほど勇気づけられたか、
どれほど嬉しかったか
『今日は、お邪魔できて本当によかったです!』
『また、いらしてね、麻以さん』
『はい』
迎えに来た主と、麻以は帰った。
御主人様、愛しています!
『わかりません…
ただ、御主人様が喜んでくださるんです。私が頑張って堪えると、「よくやったね、麻以」って。』
『愛しているのね、主を男として。』
『愛しています…でも、愛するだけです!その先は望みません………』
『麻以さん、お茶にしましょう!』
『はい、奥様』
麻以は、主と居ることを選んだ時から、親や、兄姉に「嘘」をついていること、ここに来るまで、ずっと協力してくれた親友が居ることを話した。
『それでもあなたは主と居るのね。そういうことよね(微笑)』
『はい。』
麻以は泣き出してしまった。
夫人は、麻以の思いが苦しいと言った。自分の「本当」を、主には決して見せない、「愛」だけを貫く麻以が…
『あなたは馬鹿よ。結婚さえできれは、「嘘」をつき続けなくてもいいものを…』
『それでも、あなたは主の…主に捨てられるかも知れない恐さゆえ、苦しい選択をしたっていうのね。』
『きっと、あの人は気づいてるわよ、あなたの気持ち。信じなさいな、自分を、主を。』
どれほど勇気づけられたか、
どれほど嬉しかったか
『今日は、お邪魔できて本当によかったです!』
『また、いらしてね、麻以さん』
『はい』
迎えに来た主と、麻以は帰った。
御主人様、愛しています!