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出会いは必然に
第3章 モテ期は偶然に
この1週間で陽菜の弱いところを見つけ出した。
首を舐めれば力が抜ける。

俺仕様に仕立ててやる。
俺じゃなければ感じないようにしてやる。
俺がいなければ寂しくて死んでしまうようにしてやる。

いささか自分の行き過ぎた感情をもてあまし
陽菜にぶつけないように大事に抱きしめる。

今抱いているのは「俺」だと分からせるためにゆっくりと髭で愛撫してやる。

この女は俺がどれだけこうなることを望んでいたか知らない。
この女は俺が夢の中で何度、犯したか知らない。

大事に大事に抱いてやる。

陽菜。陽菜。ひな。

指を陽菜の中に入れると
俺の指を待っていたかのように潤いだす。
その潤いをひと舐めすると
陽菜の身体がピクッと震えた。

入れていた右手の中指を伝って
右の手のひらまでゆるりとしたところで
指を引きぬいた。

「あ・・・」

残念そうな目で俺を射抜く。

「今入れてやるから」

ゴムを付けてゆっくりとじらすように陽菜の中に入った。
絡みつくような愛液と
締まる膣の内側で俺を離さない。

キスをすれば舌が絡み合う。
唾液が流れていやらしく糸を引く。

乳首を髭で撫でてやれば声より身体が反応する。

「陽菜。好きだよ」

陽菜。よく考えろよ。
これがスポーツかよ。

そんな自分の問いかけにおかしくなって笑いがこみ上げた。

陽菜の痙攣とともに俺も自分を解き放った。



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