この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
羽のある生物・羽の無い女
第1章 飛翔
こんどは、背中が気になってきた。
しわくちゃになった羽が、くっついている。
それに気が付くと、やりたくなってきた。
やりたくなったから、外に出なくちゃと思った。
真っ白なカーテンは重くて、スポンジみたいだった。
器官をふんばって頑張ったけど、ねろりとしてて、開かない。
でもやりたかったから、夢中で頑張ったよ。
カラダの波を、けっこう使ってしまったよ。
顔だけ外にでた。
びんと冷たい風が当たった。まわりは暗かった。
出たくて出たくてしかたなかったから、カラダをふりまくった。
そうしたら、出られたよ。やったよ。
ちょっと疲れたから、じいっとしていたんだ。
そうしたら、明るくなってきたよ。
空と下の、見分けがついてきた。高かった。
空から、ライラックゴールドの光が落ちてきた。
慣れてくると外は、空気がひんやりと湿っていて、まだ重たいかんじだったよ。
しわくちゃになった羽が、くっついている。
それに気が付くと、やりたくなってきた。
やりたくなったから、外に出なくちゃと思った。
真っ白なカーテンは重くて、スポンジみたいだった。
器官をふんばって頑張ったけど、ねろりとしてて、開かない。
でもやりたかったから、夢中で頑張ったよ。
カラダの波を、けっこう使ってしまったよ。
顔だけ外にでた。
びんと冷たい風が当たった。まわりは暗かった。
出たくて出たくてしかたなかったから、カラダをふりまくった。
そうしたら、出られたよ。やったよ。
ちょっと疲れたから、じいっとしていたんだ。
そうしたら、明るくなってきたよ。
空と下の、見分けがついてきた。高かった。
空から、ライラックゴールドの光が落ちてきた。
慣れてくると外は、空気がひんやりと湿っていて、まだ重たいかんじだったよ。