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~散花~
第10章  ご検分

「おや、皆も見てみよ。このおなご、こんなにも濡れておる」

皇太后が愉快に笑った。それに呼応して、御付きの者たちもクスクス笑い合う。

玉蘭は鼻をすすって唇を噛んだ。

「ずいぶん感じやすいおなごよのう。どれ、太監。例のものを、このおなごにも使ってみよう」

「承知いたしました」

太監は、背後の若い内官から蒔絵の箱を受け取った。

蓋を開ける。

中から出てきたものを見て、

「あ……」

玉蘭は小さく呟いていた。

それは、松風殿でいつも使っているのに似た張り形だった。



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