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~散花~
第11章  別れ

翌朝――




玉蘭は北門の前にいた。

外廷と内廷を繋ぐ、内官や女官専用の出入口である。

太刀を佩いた厳めしい顔つきの武官が目を光らせている。


見送りに来た玲利が、玉蘭に桃色の巾着袋を手渡した。

「御守りよ」

中には、あの秘薬の小瓶が入っていた。

「いってらっしゃい」

「……はい!」

玉蘭は玲利をきつく抱きしめると、意を決して、伏魔殿への門をくぐった。





     11章 完




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