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~散花~
第13章 房中術
玉蘭の順番が来る頃には、張り形は10人分の唾液と蜜でぬめりきっていた。
吐きそうだったが、おざなりのやり方をして老師に酷く叱られていた乙女がいたのを見て、しっかりとしゃぶった。
次は挿入だ。
右手の指で自分の穴を探ろうとして、老師に咎められた。
「両手両膝は床から離してはなりませんぞ」
四つ這いのまま腰を沈めて穴に的中させるのは、想像以上に難しかった。
何度か腰の位置を調整しなおし、ようやく――
ズムッ…
張り形の先端をとらえた。
ここまでくれば、あとは玲利にさんざん教育されてきた器だ。
(だいじょうぶ…行ける…)
自分に言い聞かせ、玉蘭は張り形に体重を載せた。
「う"ぅぅ…」
刺激される門の内側。奥までめりこむ。脳天までビリビリと痺れた。
「ふぅ…はぁ…」
根元まで呑み込んだところで、止めていた息を吐き出した。
呼吸を整えるのに精一杯で、それ以上動けない。