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~散花~
第14章  前夜

「え~本日より選女の試しもニ旬目に入るわけですが、ここまで一人も欠けることなく、おするすると御寝に侍ることができ、教師冥利に尽きるものであります」

老師は満足げに白髭を撫でつけた。

女官長が前に進み出る。

「琳玉蘭」

呼ばれて玉蘭は背筋を伸ばした。

「明日はそなたの番ですね」

「はい」

「では医房へ移り、明日に備えて典医の診察を受けるように」

「はい、承知しました」

玉蘭は一礼すると、これまでの乙女たちがそうだったのと同じように、羨望の衆目を集めながら座敷を退出した。




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