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~散花~
第17章 密談
「それはともかく、私、今宵の夜伽の代役を女官長さまから仰せつかることができたわ。あなたの根回しのおかげよ」
「お安いご用です」
「でも当日にいきなりなんて…、お薬の関係は問題ありませんの?」
「ええ。避妊薬は当日でも構わないのですって。ただし、七粒も詰められたわ」
「まぁ…そのように股を擦り合わせて、いやらしい」
「仕方ないでしょ、まだ溶けきっていなくて…違和感があるんだもの」
「とにかく、これであなたが無事お妃宣下を受けたら、ぜったいに私たちをお付きの内侍に格上げして下さいませね」
「もちろんよ」
17章 完