この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第17章  密談

――鶯燕館の片隅で女が三人、内緒話を咲かせていた。



「うまく行ったわ。二人のおかげよ」

「あの子が鶯燕館をうろついていた時には、心臓が止まりそうになりましたが…」

「でも、かえってそれがまた事をうまくしてくれたわね」

「あなたの急病人の演技もたいしたものだったし」

「それほどでも…。御守りを使うというあなたの発案も見上げたものだわ」

「とにもかくにも、あの子はこれで転落間違いなしね」

「いい気味。たかが郡衙の役人の娘ふぜいが、皇太后さまのお目に留まるなんて生意気なのよ」

「ところで皇太后さまのご寝所を本当に覗けたの?」

「いいえ、御簾や几帳が何枚も重なっていて…声も聴こえなかったわ」

「まあ残念。真っ昼間から皇太后さまが何をなさっているのか、興味がありましたのに」




/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ