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~散花~
第18章  折檻

「侍医をこれへ」

皇太后の呼び出しに、塩顔の男が進み出た。皇太后の侍医にしてはずいぶん若い。

「お呼びでございますか、皇太后さま」

「あの娘は身の程を弁えられぬ、ふしだら者じゃ。しっかりと灸を据えておやり」

「畏まりました」

侍医がにたりと笑った。



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