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~散花~
第18章  折檻

「ずいぶん楽しそうですね」

露台に一人の若者が現れた。

皇太后へ歩み寄る彼に、女官や内官は道を譲りそろって頭を垂れる。

「おや、秀瑛。今日はこちらに参っておったか」

「はい。ごきげんうるわしゅうございます、母上」

秀瑛(シュウエイ)と呼ばれた若者が丁寧に跪拝した。




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