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~散花~
第18章 折檻
「皇太后さま、お風邪を召されるといけません。どうぞ御座所へお戻りを」
皇太后の尚侍が進言した。
女官長も頷き、
「あの者への処分、お申し付けいただければ後はわたくし共で、御意のままに」
「そうじゃのう…」
「水牢に禁錮いたしましょうか。それとも縛り首に…」
玉蘭は身震いした。
「いや、それには及ばぬ。あとは太監に鞭で打たせよう。その後は鶯燕館に戻しておやり」
「まあ…皇太后さま、なんというお慈悲深い思し召しでございましょう」
「采女の数は多ければ多いほどよい。のう、秀瑛」