この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第19章  絶望

這いつくばって私物をかき集めていると、曹司の襖がスーッと開いた。

乙女がふんぞり返って玉蘭を見下ろす。

「本日より、この曹司は私が使うことになりました」

「え…?」

「女官長さまのご指示です。それから…今宵の“試し”は私が代役を仰せつかりましたわ」

ふふん…と鼻を高くした乙女の姿に、玉蘭は、ふと思い出した。

この乙女は――

そうだ、確か“ご検分”の日に右隣にいた子だ。

玉蘭に嫉妬の炎を燃やしていた。

(まさか…この人がわたしを罠に…?)

玉蘭は愕然として乙女を見上げた。



/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ