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~散花~
第26章  波紋1

しかしこれ以上、心痛が増えるようなことを皇后にさせるつもりはなかった。

(皇后さまのために、私が気張らなければ)

大切な姫姉さまが心から笑ってくださるように――



芙蓉は硯と筆の用意をした。

(帝に、お歌をお出ししよう)

帝の御心が少しでも安らぐような。爽やかになるような。そして私のことを気に留めて下さるような……。



芙蓉が思索に耽りかけたとき、

「趙夫人さま!!」

慌ただしい足音が近づいてきた。




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