この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第32章  朝見
「はぁ~…緊張した~~」

四半刻すらかからぬ儀式だったのに、皇太后の一団が去っていったとたん玉蘭はへなへなと座りこんでしまった。

また、あれこれと裸体を弄くり回されるのではないかと身構えていたぶん、力が抜けてしまった。

「後宮儀式の雰囲気は独特ですものね。すぐに玉蘭さまも馴れますわ」

手が差し伸べられる。

見上げると、芙蓉だった。

「芙蓉さま…。先ほどはありがとうございました。わたし…、ご挨拶の仕方を知らなくて」

「こちらこそ、出しゃばりまして申し訳ありません」

芙蓉の手をとり玉蘭は立ち上がった。

鼻で笑われたような気がしたのは、やはりただの気のせいだったのだろうか。

芙蓉は優しい。




/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ