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~散花~
第3章  処女

都の賑わいに、玉蘭は馬車の窓から身を乗り出してわくわくしていた。

故郷ののどかな田舎にも愛着はあるけれど、街中を行き交う色とりどりの衣装や商店街の呼び込みの声、異国の楽器や動物や食べ物の香り、すべてが新鮮で刺激的で、心が踊る。

故郷をあとにしてきた寂しさも、これからの運命に対する不安も、しばし忘れることができた。



「禁城が見えてきたわ」

玲利に言われ、玉蘭は進行方向へ目を移した。

都大路の尽きるところ。

巨大な城壁が立ちはだかる。




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