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~散花~
第33章 覚悟
「おまえ、ちょっとここに来い」
ここ――
秀瑛が、ぽんぽんと叩いて指し示したのは膝の上。
玉蘭は頬をひきつらせた。
「え…なぜ、ですか」
「俺の言ったこと、すっかり忘れているようだから思い出させてやる」
秀瑛の手が伸びてきて玉蘭は腕を掴まれた。
「すすすみません、大丈夫です。ぜんぶ覚えていますから…あっ…」
「そうか。それなら答えてもらおう、膝の上でな」
あっという間に引き寄せられ、玉蘭は秀瑛の膝上に腹這いにされた。
なんだかとても嫌な態勢だ。
「やんっ…!」
案の定、腰から下の内衣をまくられお尻に右手が当てられた。