この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第39章  心のゆくえ

「久しぶりね」

10日ぶりだが、ずいぶん長いこと会っていないような感覚だった。

「なかなか紅梅宮へ参上できず申し訳ありませんでした、琳夫人さま」

「ろはくのしってるひとー?」

姫が呂栢の足元にからみつく。

「お父上のお妃さまですよ」

寡黙な鷹と、ピヨピヨとあどけないヒヨコのような取り合わせに、玉蘭は頬を緩めた。

「こちらは帝と皇后さまの第一皇女、美紅姫さまです」

後宮内で呂栢は今、「美紅姫の躾係りを仰せつかっております」と説明した。

「こんにちは」と、上手にお辞儀をした美紅(ミク)姫に挨拶を返しながら、玉蘭は秀瑛の言葉を思い出していた。




/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ