この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
~散花~
第40章  みだれ髪

ぺろ…



舐めたのは、本能的だった。

「くっ…おいっ!」

(そういえば、房中術でも習ったっけ)

くすくす…、懐かしいなぁ鶯燕館。あそこにいた時は、まさかこんなことになるなんて思ってもみなかった。

そんなことを内心考えながら、玉蘭は舌先を這い回らせた。

「おいっ…やめっ…!」

玉蘭は一心不乱に秀瑛を舐め上げた。

「やべぇ…って…」

秀瑛のそこはこれでもかと剛直していた。

「おいっ!! 出ちまうだろうがっ!」

ついに秀瑛が玉蘭を肩ごと押し倒して、そこで玉蘭はようやく我に返った。

秀瑛が上気している。獰猛な獣のように眼を光らせている。

しかし玉蘭は恐怖を感じなかった。



あぁ、わたしはこの人に喰われるんだ――



玉蘭の心を満たしたのは、しみじみとした幸せと万感の思いだった。






     40章 完




/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ