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~散花~
第46章  夜更けに

「殿下のご不在中にこのような仕儀になりまして、まことに申し訳ありません」

「突然の人事不省とは、いったい何があった」

「典医が申すには、宴席での御酒が過ぎたせいではないかと…」

「それで失神までするか」

苛立たしげな足音を立て、秀瑛は玉蘭の寝所へ急いでいた。

加蓮が秀瑛の大股を小走りで追いかける。




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