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~散花~
第47章  魔物の栖

「加蓮がお粥を作ってくれたのだけど……食べられそう?」

「んー…」

昨日ひどく吐いてしまった感覚を思い出し、玉蘭は力なく首を横に振った。

「お茶なら飲めるかしら」

玉蘭は頷き、湯呑み茶碗を受け取った。

ゆっくり啜る。

「梅干しが入ってるのね…」

渇いた舌に酸味が美味しかった。

口角の強張りも癒えるようだ。

「はぁっ」と、肩で息をついた。




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