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~散花~
第47章  魔物の栖

(お腹の赤ちゃんが…)

玉蘭は無意識に腹部をおさえていた。

「幸いこのたびは、お妃さまは懐胎なさっていたわけではなく、また、消化する前に酒と共にほとんど吐き出すことができたため事なきを得た形ではありますが…」

医官が怯えたように膝を進めた。

「お…畏れながら、どうかこの件に関してもう、みどもは何も知らなかったことにしていただけませぬか」

「ちょっと、どういう意味!?」

玉蘭が睨み付けた。

「みどもにはまだ老いた両親に病弱の妻、四人の幼な児がいるのでございます。このように恐ろしい陰謀めいたこと…巻き込まれた挙げ句、万が一にも医官の職を追われるようなことになりましてはもう……」




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