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~散花~
第48章 散花
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「わ…わかった…」
玉蘭の剣幕に、蒼牙は身を起こして宥めた。
「そなたの言いたいことは、よくわかった。しかし…」
「いいえ、ちっともわかっていらっしゃいませんっ!」
玉蘭は「きっ」と蒼牙を睨んだ。
そして自分の寝衣の腰紐を解き始める。
蒼牙がぎょっとした。
「お、おい! 何をする気だ」
玉蘭は聞く耳持たず、腰紐を投げ捨てた。
衣紋がはだけ、すき間から乳房が見える。
「おいっ、やめぬか!」
「いいえ、やめません」
玉蘭は衣の肩を抜いた。
自分が興奮しているのは自覚していた。けれどもう抑えられない。
五百人ぶんの思いを込めて蒼牙に突きつける。
「わたしの身体を見てください」
玉蘭は衣をすべて脱ぎ捨てた。
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