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衆人環視に濡れる姫刑事
第2章 女子高生
放心状態の少女を駅構内の鉄道警備隊室へ連れて行き、シャワーを浴びさせてから女性警備員と共にケアにあたるが、彼女は真っ青な顔で首を横に振るばかりで何も答えようとはしなかった。
絶対に家にも学校にも痴漢被害に遭ったことは報せないという条件で、何とか名前と連絡先だけ確認する。
学校には行けそうにないので自分で連絡させると、家の者が迎えに来ると言う。
「私は神崎姫子、何か困ったことがあったらすぐ連絡して」
少女…城木桜(シロキ サクラ)は差し出された名刺を黙って受け取り、それをじっと見つめた。
絶対に家にも学校にも痴漢被害に遭ったことは報せないという条件で、何とか名前と連絡先だけ確認する。
学校には行けそうにないので自分で連絡させると、家の者が迎えに来ると言う。
「私は神崎姫子、何か困ったことがあったらすぐ連絡して」
少女…城木桜(シロキ サクラ)は差し出された名刺を黙って受け取り、それをじっと見つめた。