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迷路・・・Ver.K
第8章 甘い空間

「これ・・・好きです」




マシロが
一枚の写真を
液から取り出し

俺を
振り返った




「ん?」




それは

もうあと数分で
日没を迎える

海の写真だった



「あぁ・・

こんな風に
撮れてたんだな・・・」




ふと
写真に見入った俺が
一歩踏み出すと


マシロの背中が
俺に触れた




あ・・・




そう思ったけど
写真の話を
続けるマシロが
気にしていないみたいだったから


俺も




気付いてない振りをした









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