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迷路・・・Ver.K
第8章 甘い空間

「だから・・?」




返事のない私に

神島さんが
もう一度
たずねた



肩の上にある
神島さんの顔が

少し


私の方に
角度を変えるのが
わかる



どうしよう





なんて言えば・・・






「子供じゃねーから・・


ん~・・・

なんだろな・・」





ゆっくりと

少し困ったような口調の
神島さんの方に

顔を向ける




見上げるように
神島さんの
顔をのぞくと


神島さんの

顎髭が


目の前に見えた





その髭にさえも



憧れてたんですよ?







神島さん
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