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第8章 甘い空間

マシロを
玄関まで送り


俺は

パソコンの
電源をＯＮにした



立ちあがった画面の
無数のフォルダから

eye

と、名づけられた
フォルダを探し出し



クリックすると






画面いっぱいに





マシロが
映し出された。





この瞳に
やられたんだ


もっと
近くで見たくて



もっと
見つめて欲しくて







キス


しちまったんだな・・









それから俺は

目を閉じて





色んな事を

思った





マシロのこと




ユウヤのこと




男みたいなマシロに
なぜか
鼓動が速くなるということ




自ら
遠ざけておいて



気になって仕方がない



ユウヤのこと







でも






このまま
ユウヤと

やってちゃ
だめだろ・・・

という気持ち






親から
頼まれて預かってる
マシロに


これ以上

妙な感情は



だめだろ・・・



という気持ち








はぁ・・・












疲れてるはずなのに




その夜俺は


なかなか眠れない
夜を過ごした