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第9章 駆け引き

マシロは

あのことを
過去のことにするために


また

俺を送っていきたいんじゃ
ないんだろうか



今日、また
マンションまで送って
何もなく
俺と別れたら





あんなことも
あったなぁ・・と


吹っ切れる



そんな風に
思ってるんじゃ・・





マシロの考えは
分からなかったが


勝手にキスをしてしまった
罪悪感の残る俺は


マシロのしたいように
させてやらないと


また


罪悪感が増してしまうような
気がしてきた





携帯の時間は


ユウヤと話をしてから
2時間以上が過ぎていた



さすがに



何かあっても
もう


終わってる時間だ







もう
連絡は・・・ないだろう








「酒・・もらうかな・・


ママ・・冷えた酒

くれないか」