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迷路・・・Ver.K
第9章 駆け引き


「島ちゃん
あっという間に
酔っちゃったわね~(笑)


じゃ、マシロちゃん
島ちゃんよろしくね」





「あ、はい

全然大丈夫です」





そんな声が聞こえて


俺は
マシロに背中を叩かれた




「神島さん?帰りますよ?」





「・・あ・・ん・・

・・わかってる・・」





飲んでしまえ・・


そう思ったら
早く酔いたくて

いつもより
早いピッチで飲んでいた




返事も
適当に


マシロに了解も得ず





マシロの
肩に手を回し





気が付くと

夜道を歩いていた






あの日を・・思いだすな・・




マシロが
忘れたい

あの日。





マシロ



俺は
なんでお前に
魅かれたんだろうか



いくら俺でも
いくら酔ってても


魅かれないやつに
キスなんか
しねーのに・・




あぁ



お前は
男みたいだからかな・・



女ばっか
撮ってて

女の裏の顔ばっか見て
女であることを
あからさまに武器にする

そんな面を見るのに
飽き飽きしていた




中性のような
お前が


新鮮だったのかな・・・





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