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迷路・・・Ver.K
第9章 駆け引き
優しい言葉を
かけてやろうと
思っていた



「何かあったか?

・・大丈夫か?」・・と。






それなのに
ユウヤは
昨日と同じ服を着たまま
酒に酔い
上機嫌で出勤してきた




同じ服




それを見ただけで

俺が心配していた
昨日から
今までの時間を


裏切られたような
気がした



そして
俺の昨日からの思いとは
裏腹に


ユウヤを
怒鳴っていた



「おいユウヤっ!」





「あ、神島さ~~ん
あざ~~っす

あ、マシロも
おぃ~っす~~


お前
爽やかな顔してんのな~~

てか

昨日と服違うじゃねーか~~」




訳の分からないことを
口にするユウヤは

フラフラと
マシロに近づいた




「おい待てっ」




俺はユウヤの服をつかんで
自分の方に
顔を向けさせた



ひどい顔だ




寝てねーのか
酒で浮腫んでんのか


みたことのねぇ



ユウヤだった





「なんすか神島さ~ん

神島さんも
さわやかっすね~~
スッキリするよーなことでも
あったんすかぁ?」





「ユウヤ」





「なんすかなんすか~」





「帰れ」





「・・・・・」





「今日のお前に用はない

帰れっ!」




俺は
服を掴んだまま
スタジオの入口まで
ユウヤを引っぱり

ユウヤを
ドアの外に押しだした




「帰って頭冷やせ」




そう言って
手を放すと



ユウヤは

うつむいたまま

静かになった




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