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迷路・・・Ver.K
第10章 誘惑
救われた
そう思った。
「う~っす
マシロ、たっぷり
寝て来たか?
今日も撮影終わんのおせーぞ?」
「はい、大丈夫です」
「ユウヤ」
ユウヤが
俺の
側まで歩いてきた
『お前・・
何やってたんだよ
すげー心配したんだぞ!!
心配させんな、ドアホ!』
そう言って
俺より背の高い
ユウヤを叩きたかった
そう言って
何度もお前を
どつきたかった
そう言って
お前と
あの頃のように・・・
悪ふざけが・・したかった
それなのに
「大丈夫なのか?」
なんて
言ってる俺は
「はい・・もう。
すんません」
どうしちまったんだよ・・。
「マシロにも
謝っとけ
昨日大変だったんだ」
お前が
好きみたいなんだ。
「あ、はい」
男のお前が
好きみたいなんだよ。
ユウヤ